自己成長に必要なことは何?『学びを結果に変えるアウトプット大全』

こんにちは。山内健輔です。

現代は情報過多の時代だといわれています。
確かに私たちは毎日、テレビやスマートフォン、Webから多くの情報をインプットしています。

でも、気づいたら、

なんにも覚えてない?!

な~んてこと感じたことはありませんか?

実は最近私も、ものごとを忘れっぽくなったのか、本を読んでも内容がほとんど頭に残らなくなっていることに気づいたひとり。

そんなときに読んだのが『学びを結果に変えるアウトプット大全』という本です。

  • アウトプットは大切なことは分かっていてもやり方がわからない。
  • 年齢を重ねた今になっても大丈夫?
  • そもそもなんでアウトプットが大切なの?

そんな疑問に答えてくれる本でした。

アウトプットがどうして重要で、インプットしたものを自分の成長に転化させることができるか。
すぐに実践できる80個のアウトプット術がまとめられています。

著者の樺沢紫苑先生は「日本一アウトプットする精神科医」。
脳や精神の専門家がわかりやすい言葉と図解で説明している本です。

『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑(サンクチュアリ出版)
2018年8月

自己成長に必要なことは何?『学びを結果に変えるアウトプット大全

※ご注意
記事執筆時点の情報です。記事ではできるだけ正確な情報を公開することを心がけていますが、金額、内容、出版社、その他の情報が変更されている場合があります。
確認してから購入することをおすすめします。

自分の価値を高めたい人に最適!

こんな人におすすめ
◯学生
◯社会人歴が浅い人
◯成長したい人
◯現実を変えたい人
◯評価を上げたい人
◯読書好き
『アウトプット大全』は、アウトプットの大切さとその方法を80にまとめた本です。
ほとんどの人がインプットの量は多いのにアウトプットが足りていない」と著者はいっています。
確かに私たちが勉強をするとき、インプットを中心にすることで満足してしまっていることが多いように感じます。
勉強や成長の秘訣はインプットと同時にアウトプットもすること。
アウトプットとは、「運動」を伴うこと。
インプット(読む・聞く)は眼球が動くくらいで、あとは脳が使われるだけです。
でも、声を出す(話す)、書く、行動する、といった運動を伴うものはアウトプットになるんですね。
確かに私も学生時代、試験勉強で必死に覚えようとするあまり、ひたすら紙に書きながら、ぶつぶつと口ずさんでいた記憶があります。
そうすると不思議と暗記科目の点数が良かったんです。
ただし!まだこの本を読んでいなかったので、その後はアウトプットせず・・・。
この本には、「2週間に3回アウトプットする」と記憶が定着すると書いてあります。
残念。
当時、知っていればあのときの努力が無駄にならずに済んだのに~!
と思う今日このごろです。
『アウトプット大全』は学生さんや覚えることがたくさんある社会人の方に読んでほしい本。
さらにまだまだ成長志向がある人や現状を変えたい人にもピッタリ。
そのほかにも、読書好きの人はインプットの量は抜群ですよね。
そのインプットした情報をアウトプットすることで記憶に残したり、成果に変えたりすることができる方法が書かれています。
本が少しページ数が多いのですが、非常に簡単な言葉で簡潔に書かれています。
一気に読む必要はありません。
すでに知っているところや分からないところは読み飛ばしちゃってもOK。
少しずつ、アウトプットしながら(ノートやメモをとりながら)読み進めたい本です。

特徴;納得して実践しやすい!

『アウトプット大全』の内容
◯アウトプットは大切
◯学び(インプット)を結果(アウトプット)に変える
◯アウトプットの効果
◯80のアウトプットの方法・ノウハウ
この本の内容は、『アウトプット大全』だけあってアウトプットについて全般です。
アウトプットが大事なことは分かっていてもやり方が分からなかったり、方法が間違っていたりすると、正当な結果が得られない場合がありますよね。
だからどんな風にアウトプットしていく方がいいかを教えてくれる本です。
アウトプットというと難しく感じるかもしれませんが、本に書いてあることはほとんどがすぐに実行できるものばかり。
誰にでも分かりやすい簡単な言葉で書かれているから大丈夫。
本の特徴は、
  • 絵や図が多く直感的に分かりやすい
  • 1つの項目が簡潔に2~4ページで書かれているので少しずつでも読みやすい
  • 精神科医の著者が書くので信用できる
  • わかりやすく簡単な言葉
  • 分かっているところは飛ばせる
  • 読み返しやすい
  • すぐに実践できる
  • 日常の過ごし方や人との付き合い方でアウトプットの効率を高める方法も
  • ボリュームがあるので満足できる

それぞれの項目ごとに研究結果や根拠も明記されているので、納得して実践できるのも特徴のひとつ。

この本で学んだことを「アウトプット」して、自分を成長させて「結果」につなげてみてはいかがでしょうか?

この本で学べることは?

インプットするだけでは現実は何も変わりません。
自分の今の状況を変えるためにはアウトプットが必要なんです。

著者はいいます。

インプットは自己満足。アウトプットは自己成長。

インプットとアウトプットの黄金比率は3:7
アウトプットの方が多くないといけないんです。

でも、アウトプットにはいろんな方法があります。
もっとも簡単なアウトプットは「声に出すこと」。

他にもメモしておいたり、ノートにまとめるのもアウトプット。
もちろんデジタルでもいいのですが、アナログは記憶に残りやすいので駆使したいところ。

思ったことやひらめいたことはすぐにアウトプットしないとすぐに忘れてしまいます。
メモやノートは自分の「思考の軌跡」としてあとで見返せるメリットがあるのです。

2週間に3回アウトプットすると記憶として定着しやすいといいます。

いちばん効果的なアウトプットは「教える」ことを前提にすること。

インプットをアウトプットに変えて、それをフィードバックすることで、さらなるインプットにつながり、自己成長につながります。

他にも印象に残ったことがあります。

  • 使う道具も大事
  • ハードルを上げすぎず、最初は30%のデキでそれを「たたき台」として推敲する。
  • 「何も考えない」こともアウトプットのひとつ

などなど、わかりやすく根拠とともに解説されています。

感想;今からでも遅くない!

私もこの本を読むまでインプットの方がラクで優先していた過去があります。
分かっていても実践できていなかった自分もいました。

この本を読んでみて思ったことは、「できることから実践してみよう」でした。

確かにアウトプットを意識しながらインプットするだけでも理解が深まり、モチベーションのアップにつながったのです。

もちろん分かっていたことも書いてあります。
自分の中で確認できたことも多くありました。
その中には、これから役立ちそうなヒントもいっぱい得ることができます。

アウトプットをすることで、自分の成長だけでなく、

誰か人のためになるかも!

アウトプットをするためには論理的思考も必要です。
自分のアウトプットが人の役にたつこともあるんじゃないかと思うんです。

この本の感想は、

20代の前半のうちに読んでおきたかった~!

もちろん、今からでも遅くないはず。
これからどんどん実践していきたいと思います。

最後に。

『学びを結果に変えるアウトプット大全』は、多くのアウトプット術が書かれています。

確かに当たり前だったり、分かっていたことも多く書いてあります。

でも、自分が全然実践できていない、やろうとしてこなかったことを気づかせてくれました。

今からでも遅くはないですよ~!
どんどんアウトプットしてみてくださいね。

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