こんにちは。山内健輔です。
私がブログを書くに当たって読んだ本。
ブログ界では有名なイケダハヤトさんの『武器としての書く技術』。
この本を読むとなにかを書きたくなってくるのが不思議です。
本書で書かれている、
ウェブ時代の文章は「ストリートライブ」
━はじめに より引用
通りかかった人に立ち止まってもらわなければいけない、そもそも読んでもらわなければ意味がないってこと。
本当にその通りですよね。
やっぱり文章がうまい人って、比喩やたとえがうまい!
イケハヤさんは、Webの世界を大海原に例えて表現しています。さらにその大海原のなかで生き残る術=武器として書く技術にたとえているんです。
私もブログを書く者のひとりとしてすご~く共感できる部分が多かったので、今回の記事では、イケダハヤトさんの『武器としての書く技術』を紹介していきます。
熱意の伝わる文章を書きたい人におすすめ『武器としての書く技術』
記事執筆時点の情報です。記事ではできるだけ正確な情報を公開することを心がけていますが、金額、内容、出版社、その他の情報が変更されている場合があります。
確認してから購入することをおすすめします。
『武器としての書く技術』を読んだ理由
この本を読んだ理由は、ずばりブログを書こうと思ったから!
もともと私はキャンプや城めぐり、カブトムシ・クワガタ飼育、動物園めぐりなどなど、いろんな趣味をもっていました。
そんな私が情報収集していたのがネットのブログ記事です。
実際に体験した方々が公開してくれている情報によって、私が疑似体験しているような感覚になれるんです。
自分の経験値が上がった!みたいな感じです。
Web上に自分の体験を記すってことは、人類の経験値が上がるってことに気づいたのです。
昨今ではAIが話題になっています。AIの情報源は人々がWebで公開したもの。
私も自分の体験をWebに記すことで、なにか人の役に立てるのではないかと思ったのです。
(ついでに自分の体験によって収益があげられたらいいなぁ~と思ったのも事実ですが・・・。)
ですが、自分の文章をたくさんの人に読んでもらうためには、文章術を磨かなければいけません。
それで手に取ったのが『武器としての書く技術』だったのです。
「自分の文章を公開したい人」におすすめの本
この本をおすすめしたい人はズバリ、
自分の考えを文章にする人!
著者のイケダハヤトさんはインターネット上でブログで自分の意見を伝える文章の達人です。
ブログ界でも有名人のなかでもかなりの有名人の部類に入ります。
現代ではWeb上で自分の文章を公開する機会が増えていますね。
そんなときに重要なのが「書く技術」。
自分の伝えたいことを相手に伝えるためには、まずは読んでもらわなければなりません。
コピーライティングでは「3つの壁」といわれるものがあります。
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
私たちがWeb上で公開する文章は、これらの壁を乗り越える必要があるんです。
『武器としての書く技術』では、それらを乗り越えるための方法がわかりやすく説明されています。
私たちがWeb上で文章を書く目的は、「物語や近況を記す」以外では、
◯自分の考えを伝える
◯モノやサービスを買ってもらう
◯読者に行動させる
このどれかに当てはまる場合がほとんどです。
「なんか難しそう~」と思ったあなた。そんなあなたにおすすめしたい!
実はこの本で書かれていることは他の書籍やサイトにも書かれているようなことが多いです。
ということは、「基本」ってこと。
要はWebライティング初心者にもわかりやすく書かれている本なんです。
私はこのサイトの他に2つのサイトで文章を書いていますが、見ての通り文章技術はまだまだ全然・・・。
「迷ったときは基本に戻れ」といいますよね。
迷ったわけではないけれど、自分の文章がうまくなっていないな~と思ったときに読み返すようにしています。
2013年に出版された本ですが、中身は現在でも古い感じは全くしません。むしろ忘れていた基本を思い出させてくれるぐらいです。
『武器としての書く技術』は自分の考えを伝えるためにどのように文章を書くか、という本。
文章を書く人全般に推奨できる本ですが、とくに「ブログ」を書く人へおすすめしたいですね。
この本で学べることは?
- 書く技術を身につけることは自分の強みになる
- 書くスピードを上げる
- 相手の感情を動かす
実際学べることは山ほどありますが私が厳選してみたのがこの3つ。
どれも大事です。これが身につけば最高だな~と思いながら読んでいました。
本の中では、これらを身につけるための具体的な考え方などが記されています。
伝わる文章のテクニックというよりは、文章を書くための考え方を教えてくれる本です。
書く技術を身につけることは自分の強みになる
もちろん最近では、画像や動画、音楽などいろんなメディアで表現する時代です。
でも、写真や動画や音楽って特殊な機材や技能が必要なことも多いですよね。
その点、「文章を書くこと」って誰にでもできるとまではいえないけど、ハードルが一段低いような気がしませんか?
ただしライバルはたくさんいます。イケダハヤトさんの表現を借りるとそこは大海原へ漕ぎ出すようなもの。
そんなときに「書く技術」があれば、オールとなってWebという大海原で生き残る術になり得るのです。
書くスピードを上げる
感情の鮮度、記事内容の鮮度を保ったまま読者に届ける!
なかなか文章に慣れていないと執筆の時間がかかるものです。そういう私もこの記事を書くのにずいぶんと時間がかかってしまっています(笑)
私もいろんな記事を書いてきて思ったことは、手っ取り早く書いた記事ほどうまく書けているってこと。
自分の体験の鮮度が高いうちに、サササッと勢いよく書いてしまうと、その熱量が文章に映るんです。
逆に体験から時間が経ってしまってから、ゆっくり思い出しながら書いていると筆が進まないばかりか、いまいち盛り上がりに書ける文章になってしまいます。
ものごとを体験した直後は感情も高ぶっているので高い熱量の記事がかけるんです。
もちろん記事内容が新鮮度の高いニュースや話題を扱うものに関してみればスピードが早いほうがいいですよね。
他にもイケダハヤトさんは書くスピードを上げるポイントとして、
- 書いているうちにアイデアが次々と浮かんでくる
- 出し惜しみしない
- 刺激を文章化する回路をトレーニング
相手の感情を動かす
印象に残った言葉が、
あなたの「言いにくいこと」はだれかの「言ってほしいこと」
本音を書くことを恐れないってことですね。
自分の思いを伝えて、行動を起こしてもらうためには、相手の感情を動かすことが必要です。
そのためには自分の本音も書くことが大切だと著者はいっています。
もちろん反論や批判はあるのが当然です。でもそれは相手の心を動かしたってこと。
自分の身勝手な意見は公開する必要はありませんが、相手を思ってのことだったら本音をぶつけてみることも必要なんですね。
書くためのスキルを学びたい人には『人もお金も動かす超スゴイ!文章術』もおすすめ
こんにちは。山内健輔です。
人々の生活がWebに依存するようになって、重要になってきたのが文章を作成するスキル。
ビジネスでの場面だけでなく、私生活の面でもSNSやメッセージの伝達(メールやLINEなど)でも「伝えたいことを伝え[…]
特徴:書くための姿勢や考え方を学べる本。
この本では基本的なブログやホームページで公開する文章の書き方が中心に書かれています。
有名なイケダハヤトさんの本なので、もっと鋭くビシビシと厳しい内容かと思いましたが、初心者でも分かりやすく書かれています。
他に印象に残ったのは、ブログの文章への姿勢や考え方。
先ほども紹介しましたが、「相手の感情を動かすためには自分の本音を綴る必要がある」というスタンスです。
熱意を伝えるためには相手の感情を動かすことが必要で、そのためには言いにくいことも伝えることが必要なんですね。
私が書くと難しそうになってしまいますが、『武器としての書く技術』ではもっと簡単に理解しやすく書かれていますよ。
読みやすい | ★★★★★ |
もう一度読みたい |
★★★★★ |
勉強になる | ★★★★★ |
文章を書くことへのテンションが上がる!
『武器としての書く技術』を読んでみて私の中で感じた変化は、ブログへ向かうテンションが上がったことです。
今までの自分では、うまい文章を書こうとか、全部を伝えなければいけないとか、公開する文章へのハードルを上げすぎていました。
ですが、この本を読んでみたら、著者がいう「クオリティ(質)のハードルを下げてでも書くスピードアップ」することで、鮮度のいい話題や感情を届けることが重要ということに共感しました。
そのために必要なテクニックも分かりやすく書かれているので、自分でもできるような気分になってきます。
Web上に文章が溢れている現代では、読む人は自分の文章を全部熱心に読んでくれるわけではありません。
そんなときに必要なのが、書き手側の熱意。
どんなテクニックよりも熱意が伝わる文章のほうが、Webの大海原での強みになるということがわかった本でした。
自分には長所がないと思っているあなた、まずはこの本を読んでみて「文章を書く」ことから始めてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブログなどのメディア運営の戦略について学びたい人は『沈黙のWebマーケティング』がわかりやすい!
こんにちは。山内健輔です。
人々の生活がWebに依存するようになって、重要になってきたのが文章を作成するスキル。
ビジネスでの場面だけでなく、私生活の面でもSNSやメッセージの伝達(メールやLINEなど)でも「伝えたいことを伝え[…]
関連記事
⇒知らない言葉は使えない!『大人の語彙力ノート』で学ぶ表現力