苦手な人も多読派の人も読んでおきたい『知識を操る超読書術』

こんにちは。山内健輔です。

本を読むのは好きだけど、あんまり頭に残っていない。
読書に苦手意識がある。
読書を通して多くの知識を得たい。

そんな風に思っている人におすすめの本。

『知識を操る超読書術』メンタリストDaiGo著

「読書術」というと速読を思い浮かべる人も多いのですが、この本は「読書によって自分の知識を蓄える」ことを目的としています。

スキミング・予測読み・要するに読みなどなど読書に役立つテクニックが書かれている書籍です。

小説やストーリーのある読みものには使いにくい手法でもありますが、うまく使えれば効率的に本から知識を吸収することができるんです。

著者のメンタリストDaiGoさんは読書家でもあり、アウトプットの権威でもあります。
そんな方が実践している読書のノウハウを学んでみてはいかがでしょう?

『知識を操る超読書術』メンタリストDaiGo著
2019年11月(かんき出版)240ページ

苦手な人も多読派の人も読んでおきたい『知識を操る超読書術』

※ご注意
記事執筆時点の情報です。記事ではできるだけ正確な情報を公開することを心がけていますが、金額、内容、出版社、その他の情報が変更されている場合があります。
必ず確認してから購入することをおすすめします。

読書好きの人にもおすすめ!

こんな人におすすめ!
◯読書はするけど内容が残らない
◯最後まで読めない
◯本から多くの知識を得たい
◯読書に苦手意識がある
読書好きで本をたくさん読む

“TV出演、企業研修、経営者への戦略的なアドバイス、動画配信を週7回、ほぼ毎日のフィットネスジム通い、まとまった休暇での海外旅行。”などなど、
強靭なアウトプットを生み出しているメンタリストDaiGoの読書本です。

速読よりも熟読を、良書よりも悪書を、新刊よりも古典を…「知識の最大化」を人生のテーマを掲げ、毎日10~20冊の本を読む、著者の読み方を徹底解説!
本書のテクニックを学べば、モチベーション、集中力、記憶力、理解力、アウトプット力…、いつもの読書の質が上がります!

これであなたもDaiGoレベル!

知識を操る超読書術(かんき出版)紹介ページより引用

ストーリーのある小説は読めるけど、他の本は読むのが苦手。最後まで読むのが苦痛。そんな人におすすめです。
まずはどんな本から読めばいいのか、どんな風にして読むといいのか、ってことが書かれています。

それに加えて、本をたくさん読む人
内容が頭に残らなくて困っている人、もっと多くの知識をインプットしたい、そんな人にもおすすめできる本です。

なんせタイトルが「知識を操る」ですから。

本の内容を理解しながら記憶に残す。読書好きにとっても「ためになる」本です。

ひとつだけ注意があって、ストーリー性のある小説や読書自体を楽しむ、感情に訴えるような本を読むときにはこの本の内容は当てはまりにくいかもしれません。

あくまで、学問やビジネス、自己啓発など知識を得るための本」を読むための読書術が学べる本です。

読書のテクニックで効率よくインプット

この本の特徴を紹介します。

  • 要点がまとめられていて読みやすい
  • 読書から知識の習得と定着にフォーカス
  • アウトプットのしかたについても書かれている
  • 有名大学の実験や研究を根拠にしている
  • 裏技ではないノウハウ
  • テクニックで効率よくインプットする方法
  • 早く読むより大事なこと
  • メンタリストDaiGoおすすめの本も紹介

まずは、読書術で勧められる3つの誤解速読・多読・選書)を指摘。
その後、本を読むことで得られるメリットについて説明していきます。

論理的な展開なので、納得しながら読みやすいです。

速読の誤解
確かに私も今まで本を速く読めればたくさん読むことができて、知識も多く得られるもの……と考えていました。
ですが、速く読めば読むほど理解力・定着率が低下するってことに気がつけていなかったのです。
多読の誤解
多く読めば新しい知識が得られると思っていましたが、読めば読むほど自分にとって情報の価値が低下するってこと。
選書の誤解
いい本を読むことで知識が習得しやすいといわれていますが、他人にとって「いい本」は自分にとっても「いい本」とは限らないってこと。
本は自分の知識レベルによって選ぶべき。

知識を定着させる読書術(学べること)

『知識を操る超読書術』では、速く読むことではなく効率よく知識をインプットすることを読書の目的としています。

◯知識の定着率が上げるための準備・読む方法・アウトプットの方法。
集中状態の作り方、目的の明確化、スキミング(読む箇所を選ぶ)など実践したいテクニック多数!

◯どんな環境が知識を定着させやすいか。
運動しながら・睡眠や休憩前に・誰かに教えるために・分割して……確かにそうかも!

◯どんな本を読むか、選ぶ基準
自分の知識レベルと相談・古い本は生き残った良書・同じ分野の本は多く読みすぎると情報価値が低下……なるほど!

多くの本に書いてある新しい情報や独自の知識は全体の1~2割ほど

その他は具体例や今までの情報をおさらいするような内容なので、自分が理解している内容であれば読み飛ばしても構わないというのです。

実際にやってみると・・・難しい!

ですが、自分がその分野の知識に習熟していて、自分のレベルよりも入門者向けの本だとうまくできそう。

この本で学べる「予測読み」「要するに読み」をうまく使うことで、もっと専門的な本でも応用できるはずです。

「読み手側の状態で本の価値が変わる」に納得

「スキミング」「予測読み」「要するに読み」「教えるつもりで読む」……実は今まで無意識のうちにやっていたように思います。

ですが、自分のなかで「なんとなく」の意識だったので、確実に実践できてはいなかったのです。
この本によって言語化されたことで、意識的に実用できるようになりました。

  • 読み手の状況によって本の価値は変わる
  • 本を読む目的を明確化することで得られる知識の量が変わる
  • 知識の幅を広げることも大事

もちろんこの本を読んで実践できただけでDaiGoさんレベルに到達できるわけではありません。
ですが、せっかく読む本からより多くの知識を会得するためには『知識を操る超読書術』は有効です。

もちろん、すべての本に当てはまるわけではありません。
読む本や作家さんによっても自身の知識レベルによっても、読書のやり方も変える必要はあります。

この本の目的は知識を得るための読書術を教えてくれる本です。
人によっては、他者視点を体験することで視野を広げるとか、文章を楽しむとか、いろいろな目的をもっています。

DaiGo流の読書術もあなたの読書の方法も、優劣はありません。
いろんな読書の方法を身に着けておけば、本によって、状況によって、最適の読書ができるはず。

ぜひ、DaiGo流読書術もあなたのスキルに加えてみてはいかがでしょうか?

最後に。

本の内容をすべて実践しながら読書をすると1日10~20冊はさすがに無理です。
メンタリストDaiGoさんだからできることなのでしょう。

ただし、これらを実践しながら読書することで確実に今までよりもインプットの効率はよくなります。

まだ私も実践できているといえないので、これから磨いていこうと思います。

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