こんにちは。山内健輔です。
文章を書くようになって、困ったのが語彙力の少なさ。
語彙力が低いと読んだときに稚拙な印象を与えてしまいます。
さらに、伝えたいことを正確に表現できない「もどかしさ」を覚えることが頻繁にあるのです。
語彙力が乏しいことで、相手に誤解を与えてしまったり、間違った情報を伝えてしまうリスクもあります。
- 文章を書くとき
- 人間関係を円滑に
- ビジネスシーンでの活躍
- かしこまった場面で話すとき
語彙力をアップさせることは、さまざまな場面で効果を発揮します。
私たちは日常で、自分が理解している言葉だけを選んで使っています。
ってことは、知らないと使えないということ。
『大人の語彙力ノート』には、知っておきたい語彙、使いやすい語彙、日常で使われているけどよく分かっていない語彙を中心に収録されています。
自分の引き出しを増やしておくのにも最適です。
『大人の語彙力ノート』について紹介していきましょう。
齋藤孝 著 (SBクリエイティブ)
知らない言葉は使えない!『大人の語彙力ノート』で学ぶ表現力
記事執筆時点の情報です。記事ではできるだけ正確な情報を公開することを心がけていますが、金額、内容、出版社、その他の情報が変更されている場合があります。
確認してから購入することをおすすめします。
言語化能力は社会でも必須!
◯語彙力をアップさせたい
◯大人な言葉遣いを覚えたい
◯ビジネスシーンに役立てたい
◯表現力を磨きたい
◯かしこまった場で話すのが苦手
◯「できる」と思われたい
語彙力が乏しいと、
- 子供っぽい印象をもたれる
- 相手に誤解を与えるリスク
- 言葉遣いで損するリスク
- 文章が稚拙になる
- 正確に伝えられない
やっぱり自分が使える語彙は多ければ多いほどいい。
リモートワークの機会が増えて、対面でのコミュニケーションが減少すると、言葉を発する機会が減少すると思いがちですよね。
ですが、実際にはメールやSNSなどのツールが発達するにしたがって、うまく相手に伝える能力が必要になっているのです。
例えば、私たちが日常よく使っている「すごい」って単語。
いろんなことに使える利便性があるので、どうしても連発して使いがちです。
〈能力・技術・価値〉優れた・優秀な・出色・抜群・白眉・エキスパート・無類
〈集団の一人ひとり〉選り抜き・選りすぐり・粒より
〈変化・成長〉目覚ましい
〈知性〉頭脳明晰・頭が切れる・聡明・利発
〈言葉・文章〉秀逸・流麗
〈活躍〉八面六臂・大車輪
『大人の語彙力ノート』「すごい」を言い換えるP.116~128より抜粋
本から少し抜き出しただけでもこれだけ言い換えの言葉があります。
ただ単に「すごい」といわれても、前後の文脈や何について指摘しているのか分からなければ「伝わらない」「誤解される」こともあり得るのです。
大人(社会人)の教養として。
上司やお客様、かしこまった席でのゲストとの会話で。
難しい本の理解力アップに。
場面ごとに覚えられる!
『大人の語彙力ノート』の特徴です。
- 場面ごとに使える語彙を紹介
- 言い換えで言語化能力アップ
- 少しずつでも覚えやすい
- 外来語・カタカナ用語も収録
- 語源・由来も同時に書いてあるので覚えやすい
- 語彙の使い方と場面も紹介
- シンプルで分かりやすい
嬉しいポイントは、普段なんとなく読み流していたカタカナ言葉の意味と使い方が学べたこと。
あとで調べようと思っても、何気なく読み飛ばしてしまっていた外来語や和製英語の本来の意味を知ることができました。
日常では使わないものでも知っておくと、いざという場面で意味を理解できるので、軽く頭に入れておきたいところ。
言葉の由来と使用例を同時に学べば、理解力アップに役立ちますよ。
慣用的な表現も由来から書かれているので、間違えて使うことも減らせるし、応用も効きやすいといえるでしょう。
語彙力アップで円滑なコミュニケーション
語彙力をアップさせることは、コミュニケーションの場面でも役立ちます。
相手の立場や場面に応じて適切な語句を使い分けることができるようになるからです。
自分で使えなくても、相手が使ったときに細かいニュアンスまで理解できるようにもなるはず。
それこそ副題にあるように、相手に「できる」と思われることも可能になるかもしれませんよ。
どうしても私たちは改まった場面や目上の人との会話が苦手になりがちです。
普段おしゃべりな人も急に黙ってしまって、借りてきた猫のようになってしまうこともあるでしょう。
そんなときにも「大人の語彙力」があれば、物怖じすることなく、むしろ相手の評価を上げることができるかもしれません。
それに、語彙力が上がることで自分の意思の細かい意味合いを伝えることが可能になり、表現力が向上します。
無駄に誤解されることも減らすことができるのです。
言葉の引き出しを増やすために!
「大人の~」とあるように普段、友達や同僚、近い上司など気のおける付き合いの間柄で使う語彙ではないものも多く載っています。
使える語彙、使えない語彙両方あるけれども知っておいて損はないはずです。
例えば、読書するときに理解力が向上するとか、かしこまった文書を作成するときに役立つとか。
日本語には、表面上の意味だけでなく、裏側に相手への敬意を表しているものがあります。
それらの隠された意味も知ることができるので、読みものとしても興味深いです。
聞いたり読んだりしたことがあっても、使えていなかった語彙も多くあったことに気付かされました。
(1度ざっと目を通して、自分が使えそうなところだけ学び直す使い方もあり!)
私としてはこの本で学んでみて、文章を書くときにもう一歩進んだ表現の幅ができたようにも感じます。
自分の引き出しが増えるイメージです。
これからも語彙力を増やすように”鋭意努力”したい所存です(笑)
最後に。
『大人の語彙力ノート』には、1度は聞いたことのあるフレーズが数多く載っています。
ただし、そのほとんどは自分のものとして使えていなかった語彙です。
なんとなく知っていても使えないのが語彙。
この本をきっかけに少しでも多くの語彙を使えるようにしましょう。
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