こんにちは。山内健輔です。
文章は現代社会を生きる私たちにとっては、欠かせないスキルになっています。
私が手にとったのは、千田琢哉著『心を動かす無敵の文章術』という本。
文章を書くに当たって、なんとなく行き詰まりを感じたときに、本のタイトルに惹かれたからでした。
本を読んでみて納得。
1~2時間ぐらい短時間でテンポよく読めて、それでいて内容も薄くない!
なによりも、読了後は文章を「書きたい!」気持ちにさせてくれます。
文章を書くことに行き詰まりを感じている人には、読む価値のある本です。
この本で学んだことは、心を動かすのは文章ではなく、書き手の「努力」。
小手先のテクニックではなく、「短く分かりやすい文章を書く」ってことでした。
2019年2月(マガジンハウス)
短くて分かりやすい文章が正義!『心を動かす無敵の文章術』
記事執筆時点の情報です。記事ではできるだけ正確な情報を公開することを心がけていますが、金額、内容、出版社、その他の情報が変更されている場合があります。
確認してから購入することをおすすめします。
行き詰まった人におすすめ
◯文章を書くことに行き詰まった!
◯ビジネスで文章を書く人
◯ネットで文章を公開する人
◯読ませる・行動させる文章を書きたい
あまりに気負いすぎて、書いては消して、書いては消してを繰り返しているときには人を動かす文章が書けないことも多いですよね。
文章を書く機会のある人には読む価値のある本なんです。
1時間後には文章スキルがアップしてるかも
この本の特徴は、
- 誰でも実践できること
- 40のポイントがコンパクトにまとまっている
- 人を動かす文章を書くこと
- テクニックというよりノウハウ
- 無駄のない文章でテンポがいい
- 文章力アップのヒントが多数
- 1~2時間で読了できる
特筆すべきは、文章力アップのヒントが多数「コンパクト」にまとまっていること。
具体的なテクニックはあまり多くはありませんが、どんなときにも応用できるノウハウが詰まっています。
無駄のない文章でテンポよく読めるので、1~2時間あれば読了できてしまうんです。
一度読んだだけで身につくわけではないですが、再度読み直すときには見出しだけで内容がわかるので、効率よく学べるのも特徴のひとつ。
インプットの速い人だと、1時間で読み終えてしまえるんです。
1時間ほどで文章力が伸びる可能性があったら、読んでみたくなりますよね。
「短い」「分かりやすい」を意識すること。
ボリュームのある文章は、読み手の時間を奪う行為。
あまりに長すぎる読みものだと伝えたいことが薄まってしまうんですね。
私も今まで伝えたいがために、長い文章になりがちでした。
その結果、わかりにくい文章になってしまうという悪循環……。
確かに『心を動かす無敵の文章術』は、熱量をもっていながら、コンパクトに気持ちが伝わってくる文章です。
「短い」
「分かりやすい」
ってことが、いちばん人に伝わり、行動してもらうために必要だってことがわかります。
一度読んでしまえば、目次だけ見れば本の内容がわかるようになっているので、タイムパフォーマンスは最高。
ってことは、「短くて理解しやすい」本の内容を忠実に再現されているんです。
「例文がないのでわかりにくい」という声もありますが、この本自体が具体例としてみることもできますよね。
Web社会になって、長い文章、わかりにくい文章はそもそも読まれなくなっています。
この本の内容を実現することで、読まれる・行動してもらう文章を書くスキルが向上する手応えが感じられますよ。
書き手がどれだけ努力したかが心を動かす!
『心を動かす無敵の文章術』を読んで感じたのは、
「文章を書く人の背中を押してくれている」
小手先のテクニックを教えるのではなくて、「ヒントは与えた。あとは自分次第だよ~」と言われている気がします。
- 国語力がない人は中学受験の参考書がいい
- 語彙力を増やす
- 1000回文章を書く
- アウトプットしないとインプットできない
などなど、心を動かす文章を作るには書き手の努力が必要だということ。
本を読んだだけで文章がうまくなるわけではないってこと。
文章を書くための日々の過ごし方。
文章に行き詰まっていた私にはどれも参考になるものばかりでした。
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最後に。
文章術の本は私もいくつか読んでいます。
他の本でも似た内容のことが書かれていることも多いです。
ってことは、「大事なことだから」なんですね。
この本では、うまく頭に残るように描かれているのが特徴です。
正直にいうと、「本を読んだだけではうまくならない」ことはわかってはいます。
ですが、この本を読んだだけで「文章がうまくなった」気がしてしまうから不思議。
長い文章を書いて、誰かの時間を奪ってしまっていないか不安になっている人は、ぜひ読んでほしい本です。
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